第2回:通町のお散歩ワンコ

JR秋田駅から広がる商店街の衰退に歯止めがかからない。商業施設の「箱もの」は作っているが、そこに「商い」としての少しざわついたそわそわした気持ちが湧かない。跳ねた気持ちでショッピングをする気が起こらない。

駅前から広がる広小路に面し、千秋公園の反対側の元赤十字病院の跡地に「エリアなかいち」ができた。まち歩きコースの起点となっており、まちなかをめぐる巡回バスぐるるも通る。文化交流館、美術館、商業施設からなり、中心市街地再生の起爆剤・原動力として期待されたはずである。現状は商業施設の核店舗が撤退し、来館者はまばら、まちなかの元気のなさをさらけ出している。

つまり「箱もの」を作っただけ。広小路からも中央通りからも商業施設の存在を感じることはできない。設計屋の作品群。商業者がいかに頑張っても、とても売り上げを見込むことはできない。こうした作品施設は全国に数多くあり、猛省されているはずである。言葉を失う。

JR駅構内の観光案内に立ち寄る。各地を訪問した際、観光案内に立ち寄りまちを代表する商店街とおいしい郷土料理を聞く。健康的な秋田美人の女性が丁寧に教えてくれた。商店街は通町商店街、食事は川反地区を勧められる。

「ぐるる」で通町商店街に行く。街路が整備され、店舗ファサードも工夫されており、歩いていて楽しい。お散歩ワンコもけっこういる。地元スーパーもあるから毎日買い物に通うこともあるかと思う。清潔感はあるが整然としすぎており、工夫されたファサードも舞台の大道具のようで、まちの息づかいを感じない。

まちのにおいを感じられたのは川反地区である。早い話が飲み屋街。全国各地の商店街で飲食店舗が主流となる傾向が高まっている。これでは昼の顔が作れない。お散歩ワンコと買い物できる店づくりをしてみたらどうか。「ワンコと買い物」でにぎわいを増している商店街がある。いずれコラムで紹介したい。
通町商店街
雪の季節も歩きやすい
たぶん秋田犬ではない
まっすぐ歩かず走り回る
秋田郷土料理
鍋の季節がベスト
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